ブラックリストとは

「ブラックリストに載っているから借金できない」などということを耳にしますが、俗にいうこの「ブラックリスト」は、実際に存在するのでしょうか。

結果からいいますと、そういった名前のリストは存在しません。

しかしながら、個人が、「いつ」「どこから」「いくら」借金したか、さらに、「いつ完済したか」という情報は記録に残っており、クレジットカードを作る場合、この情報から審査に入ることがあります。

そして、この情報は「個人信用情報」と呼ばれています。

今までに返済が遅れたりした場合、そういった情報が個人信用情報に記載され、そういった情報のことを、「事故情報」というそうです。

いわゆるブラックリストというのは、この事故情報のことです。

具体的には、61日以上返済が滞った場合に事故扱いになるようです。

なお、自分の個人信用情報は、取り寄せて確認することができるそうです。

ただ、これは個人情報に該当するものであるため、勝手に他人が見ることはできず、必ず本人の承諾が必要になります。

そのため、就職で不利になるというようなことは絶対にありません。

また、この事故情報は、一生残るというわけではなく、通常は5年以内に消去されます。

民事再生や自己破産の場合には、大体5～7年ほどかかるそうです。

このように自分の目には見えずとも、こういった情報は残っています。

そして、この信用情報により、クレジットカードが作れるか、借金ができるか、といったことが決まるのです。

この事故情報が原因でクレジットカードが作れない人は、デビットカードになります。

デビットカードは、自分の口座残高の中で、あたかもクレジットカードのように使用できる、銀行と直結したカードのことです。

ネットショッピング等でどうしてもカードで決済する必要がある人には、デビットカードを作ることをおすすめします。

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